読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

友だちづきあいを無敵にする3つの力の3つ目 「ひとりを楽しめる」力

「ひとりになる勇気、ひととつながる力 友だちってなんだろう?」/斎藤孝著。

 

友だちづきあいを無敵にする3つの力の3つ目

「ひとりを楽しめる」力について今回感想を述べます。

 

著書ではひとりになることを怖がらないようにするには「能動的独りぼっち」状態を手に入れようと述べています。

自分で主体的に、一人で過ごす時間を充実させることから始める。

これは自分の「好きなことを」をするということ。

以前のブログで書かせてもらいました。

 

次のステップは単独つながりの「心の友」「心の師」を見つけること。

漫画のキャラクターや、作家、偉人だったり。

本を通じて、生き方に触れ、心に引いてくるものがあったら、人生のお手本として自分の「心の師」にする。

「心の師」をたくさんにすまわせている人は、それだけ心の味方がたくさんいる、心の援軍がいる、ということになります。

私は精神科医樺沢紫苑先生が好きなので「樺沢先生が応援してくれているはずだ!」と思うようにします。

 

 

そして、嫌な思いをして、気も合っていない人とつるむ必要はないということ。

ひとりになることを怖れていると、自分を攻撃してくる人であっても「こんな人でもいたほうがいい」「嫌われたくない」とゆがんだ考えを持つようになってしまうそうです。

それは自分を大切にできていないということ。

ひとりでいる自分を受け入れることができたら、「恥ずかしい 」「みじめだ」と思うこともなくなるのです。

「誇り」をもち、ひとりに強い人になってほしいと著書は述べています。

 

振り返ると私は、万人に好かれたいと思うところがありました。

窮屈で傷つきながらも嫌われたくない、いい人だと思ってほしいと、へらへら笑顔をつくり、胃を痛めていました。

それは全く自分を大切にできていませんでした。

でも何かに没頭しているときは、周りになんて思われようと関係ないって思えていたこともあります。

スポーツで優勝を目指しているとき、看護学校の国家試験前。

このときは何が何でもやりとげなきゃならないと、一心不乱に全力で取り組み、周囲の反応も気にしていられなかったと思います。

ただ、目標や自信がなくなると「好かれたい病」が再発してしまうのです。

そういうときは読書や勉強をせず、ただなんとなく流され毎日つまらないとだらだら過ごしていた時だったなと振り返ります。

 

自分の人生に目的を持ち、そのために何をしなければならないか、どんな本を読み、どんな勉強をする必要があるのか。

今はそういう考えを持つことができるようになり「能動的ひとりぼっち」を好むようになってきました。

 

しかし、ひとりが好きでも「孤高の一匹狼」になってはいけないと著者はいいます。

マイペースを貫き、必づきあいの経験値が乏しいと何かと不自由な思いをするためです。

いくらひとりがすきでも、人とおだやかにつきあう能力は、みがいておくべきです。

心をオープンにしておかないと、訪れたチャンスも逃してしまいます。

 

ひとりが好きでも、人とのつながりを断ち切ってはいけないー

自分の好きなことや、目標を見つけ一人でもくもくと取り組んでいましたが、自分を成長させるためには、はやり「人」が必要なのだ、とハッとしました。

 

著書を読み、「自分の好きなこと」を見つけ、人付き合いのマナーやルールを学びました。

それを踏まえ、もう一度「人」とつながっていくことに勇気を持って踏み出したと思います。

f:id:harukamotan:20200926062421j:plain