読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

副業ブームについて考える

近年は「副業ブーム」であり、「働き改革」と関連している。

働き方改革」により20129年3月に厚生労働省が出した新しいモデル就業規則では「労働者は、勤務時間外において、他の会社などの業務に従事することができる」と書かれています。事実上の「副業解禁」となった。

 

私は病院勤めだし、会社員としてこのままずっと働いていくのだろうな考えていて、副業なんて全く考えたこともない。

 

しかし、この度の新型コロナウィルスにより、家にいてこどものそばにいてあげたいと思うことがあった。

保育園ではなく家で見てあげられたら感染のリスクを減らせるのにと、登園させることに悔しさを感じた。

 

そして、助産院に通院した時、助産師さんになぜ開業したのか話を聞くことがあった。その助産師さんは以前は病院勤務であったが今は自宅で開業している。

「病院は毎日忙しくて、本来自分のやりたいこととはかけ離れていた。もっとゆっくりお母さんと関われる仕事はなんだろうと考え始めたのがきっかけ」と話していた。

看護師や助産師で起業している人はほんのごく一部。そんな貴重な話を聞くことができ、目から涙が溢れそうになった。

 

私は病院で毎日バタバタ運動会のように働いている。

看護師として働けることには納得しているが、ナースコールがしきりに鳴り走り回っている。

患者さんの話もゆっくり聞けないというのは私のやりたいことではない。

 

そういう葛藤が常にあり、なるべくこどものそばにいて自分のやりたいことをできる仕事はないのだろうかと考えるようになり、副業という言葉にアンテナを立てるようになった。

もちろんすぐにではないし、副業すると決めたわけではない。

まだ自分の本当にやりたいことが何かも見つかっていない。

家族をないがしろにつもりはないし、今は子どもと主人が寝ているときしか時間はない。

今できることは「将来の企業のために役立つスキルを身につける」のみ。

しかし「いつかは自分のやりたいことを始めるんだ」「今は組織で働きながら準備中」と思うだけで、永遠に会社員として上司に従い続けなければならないという陰鬱さを取っ払ってくれている。

それだけでも気持ちがポジティブになる。

今の自分にできることは、週に1冊読書、週に1つ映画鑑賞、多職種のセミナー動画を見ること。

何かやりたいと思う日がくるまで、できる範囲で頑張ろう。