読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

本当に大切なものの見つけ方

仕事を辞め4カ月が経ちました。この4カ月で、私は娘と過ごす時間が何よりも大切だと思うようになりました。

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退職した当初は、「もっと読書をしたい」「もっとブログを書きたい」「もっと副業を勉強したい」と思っていました。でも、ブログも副業もPCと向き合っていなければなりません。そうすると、娘に声をかけられても「ちょっと待っててね」と言うこともあったし、「YouTube見ていい?」と聞かれたら、「んー…ちょっとだけだよ」と答えていました。

「もっと自分の時間が持てたら…」「でも子育て中だし、我慢しなきゃ」と思っていましたね。小さい子を持つママはみんなそうでしょうか。

でも、今はそう思わなくなったんです。それは、運動を始めたことが理由だと考えています。

有酸素運動を1時間、ほぼ毎日3週間ほど続けています。そうすると、「もっと」という気持ちが消失していきました。ドーパミンが抑制されたのでしょう。さらに、精神科医であるアンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』には「運動すると衝動を抑えやすくなる」「デジタルな情報の洪水に溺れそうになっている今、運動は最善の方法」と述べられています。

まさしくその通りだと感じました。ちなみに今スマホは、通話、1日3回のLINEの確認、写真、音声配信でしか使用していません。「見たい」「触りたい」という思いは自然となくなりました。

今の私には時間がたくさんあります。何にでも時間を割くことができます。でも、運動を始めて衝動が抑えられたとき、今しかない娘との時間が何よりも大切であると気づいたのです。

娘の目を見て話すこと、散歩をして途中からおんぶになってしまうこと、「これなに?」「なんで?」に丁寧に答えていくこと、手をつないでアイスクリームを食べに行くこと。どれも、私にとって大切なものです。

やりたいこともたくさんありますが、今は我慢はしていません。我慢という気持ちがないんです。「いやでもそういう日がくる」と悟っている気がします。

「もっと」から解放された時、自分にとって本当に大切なものが見えてきます。その見つけ方は運動だと、自分の経験を通して感じました。

 

▼参考図書▼

スマホ脳(新潮新書)

 

▼子育て中のパパ・ママに読んでほしい絵本▼

あんなに あんなに