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ニュースを見てないことを批判される悩みについて~『News Diet』ロルフ・ドベリ著 感想

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私はニュースを見ません。戦争が始まりそうとか、テロのニュースを見ると、不安でたまらなくなって夜も眠れなくなってしまうからです。1年以上ニュース断ちしていますが、これがとても快適。今まで抱えていた不安がどこに行ったのやら、というくらい楽になりました。

でも「えーこのアイドル知らないの?遅れてる」「社会情勢知らないとやばいよ」など言われるんですよね。「別にいいじゃん」とも思うのですが、果たして私はこのままでいいのかと思うこともなきにしもあらず…。

そんなとき読書会で『News Diet』を紹介してもらいました。以前ロルフ・ドベリ氏の『Think clearly』を読み、非常に面白かったので速攻買いました。(読んだ方います?毎年年末に関係を断ちたい人の年賀状を投げ捨てる儀式を行う、とかかなり大胆な著者ですよ^^)

さっそく、私の悩みについて読んでいきますと。ニュースの消費者は「自分は世界を理解している」と自信過剰に陥りやすくなるのだそうです。そして、自分のふるまいを正当化するようになる。それではずっと「平凡バカ」であると述べています。こちら、衝撃的な言い回しですね(笑) 反対にトップクラスの人は「専門バカ」であり、その道の「名人」であると言います。

著者はニュースフリーになると「論拠は明確になり、人生の充実感が増し、時間の余裕ができ、決断の質が上がり、心の平静も深まる」「それなしでは生きられないほど重要なニュースは存在しない。たった一冊の良書を読もう」と述べています。

これらを読んで、「ニュースは見なくてもいいんだ。周りの人たちにいろいろ言われるけど、そういう人は自分を正当化しようとしているだけ。私は『平凡バカ』より『専門バカ』になりたい!」と思いました。悩み解決でございます。

ちなみに、賢明さを伝えられるものはニュースではなく、小説、実用書、映画、音楽、視覚芸術、研究レポート、エッセイであると述べられています。ニュースよりこららを選ぶ方が、充実した人生を過ごせますよね。

私は樺沢紫苑先生の影響で、脳科学や健康に興味を持つようになりました。私が読む本は樺沢先生の推薦図書であったり、樺沢先生のファンの方が紹介してくれた本であることがほとんどで、専門的かつマニアックな本を読んでいたりします。

先日友人が「朝3時に起きて自分の時間を作っている」という話をしたので、「体調は崩していない?日の出前に起きると、体内時計がずれてしまったり、7時間以下の睡眠だとパフォーマンスが落ちたりすると言われてるよ」と伝えました。そうしたら「何それ!?詳しく教えて!!」と言われたんですね(笑)

健康のことって、みんな興味ないだろうな~と思って、普段話したりしないんですけど。友人に睡眠や体内時計について話していくと「初めて知った。みんなそれ知らないよ」と言われました。その時に思ったんです。こういった専門的な知識を持つと、必ず誰かの役に立つんだな。みんな知らないだけで、本当は必要としている人がいるんだなって。

だから、ニュースを見続けて世界を知ったつもりでいるより、専門書を読んで勉強していく方が、社会貢献になるんですよね。『News Diet』を読んで、「なるほどな」「私が進んでいる道は間違っていないんだな」って思うことができました。

ということで、本書の良さが少しは伝わりましたでしょうか。読み物としてとても面白いですよ。気になった方は、ぜひぜひ読んでみてくださいね!「人はネガティブな話題、新しいものが好き」ということについても書かれているのですが、『スマホ脳』を合わせて読むと、さらに理解が深まりますので、こちらも超オススメです。

 

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※ブログの更新頻度は少なくなりましたが、これからも読んだ本のアウトプットはしていきますので、ぜひお付き合いください(#^^#) 今回も読んでいただきまして、ありがとうございます♡