読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

○○中毒から抜け出す方法

 

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私は読書中毒です。

「えぇ?読書は中毒と関係ないでしょう?」とお思いになったでしょうか。
ハイラム・W・スミス著の『TQ 心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント』では「中毒とは短絡的には利益をもたらし、長期的には破滅をもたらす習慣的な行動」と記されています。
思い浮かぶのは麻薬やアルコールなどでしょう。しかし、以下のような行動も「中毒」とみなすことができると言います。
・過食
・働きすぎ
・喫煙
・自慢
・惰眠
・衝動買い
・うわさ話
・妻子への虐待
・子どもに対する怒鳴り散らし
・セクハラ
・ジョギング
など挙げられています。

例えばジョギングの場合、膝に古傷があるのに毎日8キロ走ることを続けたとする。心肺機能は強くなるだろうけど、膝の軟骨を破壊してしまう可能性がある。
同じように、毎晩夕食のあとで奥さんが「後片付けはあなたの番よ」と言っているのにも関わらず、「筋トレが日課だから」と役割分担から逃げる。ムキムキな身体は手に入るかもしれないが、あなたの結婚生活は破綻することだろう…
そんな風に述べられているんです。

私もハッとしたんですね。いつも読書ばかりしているなって。子どもと遊びながらも本を読んだりしていました。朝早く起きて読書をしていると、夫も起きてくる。そうすると「せっかく早く起きたのに…」って、深いため息をついていました。読書は良い行動だと思っています。世界も広がり、知識も深まります。でも、こんな風に読書を続けていたら、夫婦関係は悪くなっていくだろうなと思いました。
これらは否定的な行動です。
著書に中毒を克服するための4つのステップが紹介されています。自分に当てはめてみました。

1.自分の行動に問題があるという認識に立つこと。
→家族との時間よりも読書を大切していることが問題。
2.自分には満たされていない欲求があり、その行動を生み出していることを認めること
→子どものペースで過ごさなくてはいけなく、自分の自由な時間が限られている。
 何よりも自分の時間を少しでも多く持ちたいと思っていた。
3.「誤った思い」を特定すること。これは、短絡的にはその欲求を満足させられるだろうと考えて取り入れた想い。
→「勤勉であることが人生で一番大切である」という想い。
4.それらの想いを「正しい想い」を入れ替えること。
「いかなる成功も、家庭での失敗を償うことはできない」ことを認識する。

このようなステップを踏ことで、私たちの行動は自然と変わっていくのだそうです。
自分自身を客観的に見て向き合うって簡単なことではありません。
しかし、人は「誤った想い」を正すことによって成長するのです。
私は、家族の前で読書することをやめました。
娘が寝ているときにだけ本を読むようにしました。
夫に積極的に話しかけます。「おはよう」「お疲れ様、今日はどうだった?」
夕食が済んだら一緒にDVDを観るようにしました。
週末は買い物だけだったけど、お弁当を持って家族で出かけることを計画し始めました。
「正しい想い」に添って生きていくと、満たされない想いというものが、自然と薄れていく気がします。
読書は大好きなのでこれからも続けます。ただ、その行動をコントロールして、最も大切なことに時間を費やしていきたいです。

みなさんにも「中毒」になっているものはありませんか?
大変ですが一度自分と真剣に向き合ってみてはいかがでしょう。
読書は大好きなのでこれからも続けます。ただ、その行動をコントロールして、最も大切なことに時間を費やしていきたいです。

 

▼参考・引用図書▼

TQ-心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント (SB文庫)