読書から、穏やかな心を

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コンフィデンスマンJP-プリンセス編 感想

今年5作目映画館にて鑑賞。

トリックや謎解き映画は初めてみたが、分かりやすくとても楽しめる内容だった。

シンガポールの夜景、マレーシアの海岸が美しくて何度も息を飲んだ。

海外に興味がなかったが、子供が中学生になったら英語を勉強して旅行に行きたい!

 

印象に残るシーンは2つ。

こっくりがミシェル・フウとして生きていくことを決めたシーン。

彼女は家族を亡くし教育も受けてさせてもらえず、悪徳詐欺師に体罰を受けなが生活していた。

ダー子と出会い愛を知り、自分の中にある優しさ、気高さを表現し始め、トニーやフウ姉兄の信頼を得て居場所を見つける。

 

フウ一族子孫の自立。

大富豪であり、それに見合うよう自分を作り上げていたが皆それぞれ本当の自分を押し殺して生きていた。

しかし、ミシェルや亡き父の愛を受け入れ、自分の道を歩む。

長女ブリジット。

高飛車な彼女がきらびやかな服を脱ぎ棄て派手なメイクを落とし大好きな人に会いにいく。

小さな幸せを感じ微笑む表情が美しい。

長男クリストファー。

仕事人間だった彼は昆虫博士になりたかった。

大好きな昆虫と触れ合いに走り出す姿が目に焼きついて離れない。

血の通っていなかった人間に息が吹き込まれた。

 

人は皆愛し愛されたい。

どんなにお金を持っていても、愛やつながりがなければ幸せになれない。

人とつながり自分らしく生きられたら幸せになれる。

自分の人生は自分で決めるべき。

それが幸せの第一歩であることがよくわかる映画だった。