読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

30歳から読書を始めた理由

読書なんて、自分には必要ない。
仕事ができていれば、生きていけると思っていました。

 

そんな私が、読書を始めた理由。

それは「休職」です。

 

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部署異動、結婚が重なり、環境の変化についていくことができませんでした。
食事が摂れなくなり、不明熱、咳喘息などの症状に加え、当時は新生児集中治療室で勤務しており、ひっきりなしに赤ちゃんの声が耳元から離れなくなっていきました。


「もうそろそろ、頑張り続ける生活から解放されたい」
そう思い、心療内科へ受診。
抑うつ状態の診断を受け、3カ月間休職することとなりました。
医師からは「仕事のことは忘れて、とにかく自分の楽しいことをしましょう」と言われました。

 

でも、自分の楽しいことが、何もなかったのです。
私には、趣味の一つもなかった。
仕事しか、してこなかったのです。

病院の喧騒に疲れ、静かな場所を探し始めました。
私が休職後、初めに足を運んだ場所が図書館でした。
それが読書との出会いです。

小説から始まりました。
実写化されている小説を読み、そのあと映画を観る。
自分の世界観と、映像をすり合わせるのが楽しくなりました。


その後本のレビューサイトを見るようになりました。
読書家の人の、ぎっしり書かれた感想を見て、私も自分の感じたことをたくさん投稿したいと、心が躍りました。

 

しかし、書けたのは、たったの2行。
くやしかったです。
私は中学まで、文章を書くのが得意でした。
「書けない」ことがなかった。


でも、それ以降、30歳まで15年もの間、書くことも、読むこともしなかった私は、何も書けなくなっていました。
「もう一度、自分の感情を、手が追い付かない速さで、ノートに書き留めたい」という気持ちでいっぱいでした。

 

そして、樺沢紫苑先生の『アウトプット大全』にたどり着いたのです。

 

本を読んだら感想を書く。

 

さらに『インプット大全』『読んだら忘れない読書術』を読み、正しい読書法を身に着けていきました。
書かれているノウハウを確実に実践していくことで、私はまた、文章を書けるようになりました。


上手な文章を書くために「たくさん読んで、たくさん書く」
そのために、読書を続けています。
もちろん、「楽しいから」が一番ですけどね。



休職後、そのまま退職しましたが、はじめは、みじめで、恥ずかしくてどうしようもなかった。
でも、もしあの時、休職していなかったら、私は読書をすることはなかったでしょう。
それは、メンターにも、仲間にも出会えなかったことを意味します。

 

昇進出来ないこと、定年まで働けなかったことより、そっちの方がはるかに辛いです。
今は、休職できたことに、心から感謝しています。

 

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