読むことが、何よりも大事な理由
今、アメリカのベストセラー作家、
スティーヴン・キングの『書くことについて』を読んでいます。
キングは
「作家になりたいのなら絶対に
しなければいけないことが2つある。
たくさん読み、たくさん書くことだ。
私の知る限り、その代わりになるものはないし、
近道はない」と述べています。
これは、樺沢紫苑先生の著書の中で、よく紹介されています。
しかしながら、
「たくさん書かなければならないのはわかる。
でも、なぜ、たくさん読む必要があるんだろう」
「インプットするものがないと、
アウトプットできないからかな」
と、たくさん読むことが、なぜそんなに重要なのか、
十分に理解できませんでした。
しかし、本書に、その答えを見つけました。
「読むことが何より大事なのは、
それによって書くことに親しみを覚え、
書くことが楽になるということである」
「読書の習慣は、我を忘れて書くことに
没頭できる場所へひとをいざなう」
この文章を読み、ハッとしました。
私は30歳まで、まったく読書をしない人間でした。
仕事上、書く機会はたくさんありましたが、
何せ書けない。筆が遅い。
特に、看護研究の論文が、いやでいやでたまりませんでした。
看護研究のない世界に行きたい、と思っていたほどです(笑)
しかし、この1年半、
月3~5冊読書をするようになり、
文字を見ることへの抵抗はなくなりました。
気がつけば、書くことも、苦しくなくなっている。
カフェに入れば、2時間ぶっ通しで、文章も書ける。
これらは、読書が習慣化したおかげなのだと気づきました。
読むことが、大事な理由が、分かった気がします。
「文章が書けない」と悩むなら、読むしかない。
著書を読み、より、読書をするのが、楽しみになりました。