読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

専業主婦でいることが辛いと感じますか

働きたいけど、体調が悪かったり、労働条件に見合うところがなかったり、育児や介護で働けない方がいらっしゃると思います。

働けないことで負い目を感じる人も少なくないでしょう。私も出産直後、そのように感じていました。

それは、仕事で人の価値が決まると考えるからです。

 

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作家・森博嗣さんは人の価値について

仕事で人の価値が決まるのではない「これは、仕事を全面的に否定するものではない。なかには、仕事でその人の価値が決まる場合もあるだろう。全員がそうではない、という意味。」

自分がどれだけ納得できるか、自分で自分をどこまで幸せにできるか、ということが、その人の価値だ。その価値というのは、自分で評価すれば良い。(中略)こういった自分や他者の評価というものの中に、仕事が入る場合もあるし、入らない場合もある。仕事は、特別なものではない、ということだけのことである。」と述べています。

自分を評価するのは他人ではなく自分、そしてその評価の中に仕事が入ったとしてもそれはその人の行動の一部でしかないということです。

 

どうですか?私は今、この考えが根底にあります。だからこそ、退職を決意でき、専業主婦の道を選ぶことができました。私も仕事は否定していません。なにせ働いている自分が好きでしたし、この先子育てが落ち着いたら、また働きたいと思っています。でも、働かないと価値がないという考えは違うと思うのです。

 

私は収入を得ていませんが、価値のある人間だと思っています。私は自分の機嫌を自分でとることができ、家族を笑顔にすることができます。家族の健康維持に努めています。そして、文章を書き、私と同じように悩んでいる人にメッセージを届けています。

他人の評価ほど適当なものはありません。自分で自分を評価していけばいいのです。

 

専業主婦でいることを辛いと感じる人は少なくないと思います。それは他者の評価に苦しんでいることが一つの要因となっていませんか。大丈夫です、私みたいな人間もいます。胸を張って生きています。辛いときはブログをのぞいてみてください。少しでも気持ちが楽になれるメッセージを届けたいと思っています。

 

参考図書

 

「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)

「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)

  • 作者:森 博嗣
  • 発売日: 2013/07/02
  • メディア: Kindle版