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アウトプット仕事じゃないと、生き残れない!『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』/越川慎司著 読書感想文

働き方改革で目指すものは「限られた時間の中で、より大きな成果を残り、より多くの報酬や幸せを得ること」だと、著書は言います。
早く帰る人が、すごいのではなく、早く家に帰っているのに、ずば抜けた成果を出せることが重要なのだと。
 

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現代は、上司に気に入られるだけでは出世はできなくなっています。
コミュニケーション力、行動力、協調性、創造性、自主性、時間術、これらの能力を兼ね備えている人が、成功します。
それが、605社を調査し、人事評価で「上位5%」の社員だということです。

 

私が「5%社員」に見習いたい、と思ったことを3つご紹介します。

 

1.相手を気持ちよくさせながらも、確固たる価値観の元、主張をする
結局のところ、摩擦を避ける「いい人」は、
「どうでもいい人」と化され、活躍の場がだんだんとなくなってきます。

しかし、摩擦を避けていたら、成果は生まれません。
ただ、「こうすべき」と論じている人の意見は、
通りにくいと感じたことはありませんか。

「5%社員」は、意見をするときに他者への配慮や感謝を忘れません。
つまり、優秀な人は、他者への協力の仰ぎ方が上手いのです。

そういう人は、普段から、ポジティブな伝え方や、自分軸はしっかり持ちながらも、他者を否定しない練習を積んでいるのだと考えます。

私もかつてイケイケバリバリだった20代後半は、「こうすべきじゃないの」「こうあるべきでしょ」と、よく、よく使っていました(涙)

最終的に周囲から反感を買い、それに耐えられなくなってしまいました。
こういう仕事術は、確実に学ぶ必要がありますね。

 

2.発言回数は22%多く、発言時間は24%少ない
「5%社員」は、質ではなく量を重視して、多くのアイデアを出します。
そして、ダラダラと話したり、同じことを何度も繰り返して言うことはありません。

また、笑ったり、拍手をして認めるような行為もするといいます。

私は、あまり意見も言わないし、無表情で会議に参加していましたね…。
小さなことでも発言し、他者を認めるために、
相槌や拍手を取り入れていきたいです。

 

3.人脈づくりのために時間をつくる
大企業に勤め、社内ルールの中で仕事をしていると、社会の常識がわからなくなってしまう。
気がついたら茹で蛙になっていた、ということを「5%社員」は恐れているのです。

そのために、社外にリアルな人脈を積極的につくります。
著者は、異業種と出会うことをすすめています。

私は新卒から、10年以上、同業種以外の友人がいませんでした。
自分だけの常識にどっぷりと浸かっていました。

しかし、それだけでは成長しないと気づき、今では積極的に新しい人に出会うようにしています。
大好きな作家さんのファンの方たち、子育て広場のママたちと交流を持っています。

また、先日は娘の七五三の撮影をしてくれたカメラマンに「どんな撮影がお好きなんですか」など、聞いてみました(笑)
私の知らないカメラの世界を、ご丁寧に教えてくれましたよ。

新しい人に出会わなきゃ!と足を運ばなくても、一期一会を大切にして、いくらでも世界を広げることは可能です。

 

「5%社員」の能力を兼ね備えれば、どこにいっても成果を出すことができます。
それは、仕事、働く場所、人を自分で選ぶことができるということです。
「自分のしたいこと」「自分のできること」をもとにして、自由意志で選んでいけるのです。
私は、そうなりたいです。

 

AI分析でわかった トップ5%社員の習慣