読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

自分を守るメソッド

私はよく「いつもニコニコしているね」と言われてきました。看護師として、いつでも患者さんに話しかけてほしいと思って意識していたのかもしれません。しかし、この「ニコニコ」はいいことのように思えますが、自分を振り回す人がいる環境では、付け入る隙を相手に与える表情となっていることを知りました。

 

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モラハラ対策カウンセラーのJoeさんはこのように述べています。

なぜなら、「ニコニコ」とは、「敵意はありません」「親しくしてください」「受け入れてください」「褒めてください」などと相手に媚び、下から近づこうとしている印象や共感を示して相手とつながろうとしていう印象を与えるからです。

この文章を読んだ時、ものすごく衝撃を受けました。いつもニコニコしている私は、みんなより怒られやすかったり、仕事を押し付けられたりという感覚があったからです。この「ニコニコ」の受け取りは、相手次第で、相手が「主」、自分が「従」という主従関係になっても不思議ではないのです。今までなんで私だけ…?と感じていた理由が明確になりました。

 

ではどうすればいいか。それは「ニヤニヤ」していると意識することです。

なんだが気持ち悪い、と思うかもしれませんね。私も初めは「はい?」と思いました(笑)しかし、「誰に見られるためでもなく、自分の中で楽しいことがあるから、ひとりで勝手に笑みを浮かべています」ということを意識するだけです。自然の中を歩いて楽しいな、この本を読んでいるとためになるな、などそんな気持ちを表現するイメージです。

下を向いて上目づかいにニヤニヤすると嫌な感じになってしまいますが、「目線はまっすぐか、それ以上」と心掛けると背筋が伸び、自信があるように見えます。ニヤニヤを普段から意識すると、それだけで周りの目には「堂々とした個性のある人」に映り、決して哀れに思われることもありません。

 

いきなり職場で実践するのは難しいと思います。私は、散歩中や買い物をしているときに少しずつ練習しました。表情をつくるだけで、自然と心に余裕も生まれます。そんな雰囲気をまとえると、主従関係は作られなくなっていきます(それでも、主従関係を作りたがる人とは、一定の距離を置いた方がよいでしょうが)

 

自分を守るために必要なメソッドを紹介しました。もしあなたが、いつも相手に振り回されていると思っていましたら、試してみてください。

 

参考図書

私を振り回してくるあの人から自分を守る本

私を振り回してくるあの人から自分を守る本

  • 作者:Joe
  • 発売日: 2021/02/05
  • メディア: Kindle版