読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

落ち込んだ時に手放すもの

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生きていれば、困難はあります。辛いことが起きない人は、誰一人としていないでしょう。私は困難に直面したとき「どうして私だけがこんな目に合わなければならないのだろう」と思う癖がありました。そして、過去や他人を恨むのです。そうやって考えているときは、さらに物事はネガティブに働くものです。ネガティブ思考にとらわれ、前に進めなかった私が、手放したものがあります。

それは「自分は惨めだ」と考えることです。困難も、傷つくことも、自分ではコントロールできません。でも、自分が惨めになるのは、自分で選んだ結果です。何かを失っても、今自分が持っているものに目を向け、その中でどうやったら幸せになれるか、ひたすら考えるようになりました。これは私にとって呪文のようなものかもしれません。「私は惨めなんかじゃない。大丈夫。これを失っても、十分幸せに生きていける」そんな風に日々、考えています。

自分は不幸な人生だという考えが徐々に変化していきました。常にポジティブで、小さな幸せを見つけ、それに感謝できるようになりました。

 

マーク&エンジェル・チャノーフは『さあ、本当の自分に戻りしあわせになろう 人生をシンプルに正しい軌道に戻す9つの習慣』の著書の中でこのように述べています。

何よりも、私達が持って生まれた正当なラベルは「人間であること」だけということを忘れてはいけません。

「落ち込んでいる」「離婚した」「病気を患っている」「拒絶された」「貧しい」などといったラベルにこだわるのは、自分が雲や氷になれることを知らず、本来水であることさえも忘れてしまった雨のようです。

 常に「人間であること」を忘れずに。この一節を読み、余計なラベルは手放し、前だけを向いて生きていこうと、心に決めました。捉え方一つで、幸せにも不幸にもなれるのです。