読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

余白を楽しもう

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マーク&エンジェル・チャノーフは『人生をシンプルに正しい軌道に戻す9つの習慣 さあ、本当の自分に戻り幸せになろう』の著書の中で、人が忙しくする理由についてこう述べています。

私たちは自分の立場や持っている者を人と比べて、自分自身を定義するよう初期設定されています。「人よりもよい」キャリア、家、車、靴を持っていないと劣等感を抱きます。そして、人より優位に立てる可能性がある唯一の方法が、とにかく誰よりも忙しくしていることなのです。

ドキッとしましたね。ついつい忙しくしていたかもしれません。仕事を辞めて家にいることで、どうしても周りから「暇」に見られるのではないかと、勝手に思い込んで不安になることもありました。

そして、「忙しさの代償として、心の平穏や健康、幸せが失われてしまう」と述べられています。確かにそうですよね。先日、良い母親であろうと、ひっきりなしに動きまわって、結局体調を崩したので、納得せざるを得ません。

私の結論は、「余白を楽しむことを怖れない」ということ。最近は暑い日が続いているので、午前中プールに水を張って、椅子に座って脚を入れています。娘はその中で遊んでいるのですが、私はただ眺めたり、目を閉じたり、呼吸をするだけ。暑さでじりじりする感覚と、水の冷たさを交互に感じています。とても落ち着きます。余白を楽しめるようになると、忙しくないことも悪くないなって思い始めました。

「暇」ではなく「余白がある」、「忙しい」から「余白を作る」。マインドフルになれる時間があると、幸せを感じることができます。忙しさは美徳ではないことにも気づくはずです。

 

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