読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

自分がコントロールするという感覚

小さいながらも家庭菜園をしています。昨年も育てていたのですが、仕事でへとへとになり、十分にお世話できず、悔しい思いをしました。今年は時間に余裕があるので、再挑戦。

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昨日は娘と一緒に苺を植えました。小さな実がなっていたり、もう食べられるほどの大きさになっているものもありました。「すごい」「楽しみ」と娘がウキウキしている姿はとてもかわいかったです。私も、一生懸命お世話をしている感覚になりました。植物を世話するとオキシトシンが出ると言います。きっとそうなんだろうなと思いました。

 

もう一つ感じたこと。それは、自分がコントロールできているという感覚です。水やりをし、添え木をする。難しいものは作っていないので、それだけです。こんな研究があります。老人フォームの高齢者に観葉植物の世話をしてもらったところ、幸福度の改善、そして、死亡率が半分に減少したのです。ポジティブ心理学第一人者の一人、ショーン・エイカーは「観葉植物の世話などは、ほんの小さな円でしかない。しかし、その小さな仕事に関しては自分が主人であるという感覚が、本当に寿命を延ばしたのである」と述べています。

 

その通りだと思っています。寿命に関してはわかりませんが、子どもやペットはコントロールができません。かわいいけれど私の思うようには動きません。しかし、作物の世話をしているときは、自分が主人になって、小さな円をコントロールしている感覚があります。今私は幸福度が高まっているのだと実感できます。この小さな幸せを大切にしていきたいと思っています。

 

引用・参考図書