読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

人への気遣いで苦しいとき

みなさんは、人への気遣いで苦しくなることはありませんか。

  f:id:harukamotan:20210703060015p:plain
以前の私は、誰かを家に招くと疲れ果てていました。掃除をきっちりして、料理も1日がかりで作って。お客さんに喜んでほしい気持ちもあったけど、本当は自分が良く思われたかったからです。でも、そんな交友関係は長続きしません。私がもうギブアップで、次お誘いすることができなかったですし、おそらく相手も「気を遣われているんだろうな」と思ったのか、声はかからなくなりました。つまり、自分らしくないことを自分で要求して疲れているんですよね。

子どもが産まれてから、そこまで掃除も頑張らなくなりました。掃除より子どもと遊んであげたいですし、自分の時間も大切にしたいからです。でも、だからこそ、来てほしくないんです。いやいや普段からちゃんと掃除しなよ、と言われるか、みんなそうだから気にしなくていいよ、と言われるのですが…。苦しかったですね。この完璧主義から脱出できないか解決すべく、有川真由美さんの『一緒にいて楽しい人、疲れる人』を読みました。気を遣いすぎてしんどいときは、接し方や、人間関係を見直すとき。もし、肩の力が抜けないなら、距離をもってつき合うべき相手かもしれないと書かれてありました。

じゃあ誰なら快く招けるだろうと考えてみました。両親、心の内を話せる友人2人…答えは簡単でした。家に招けるかどうかが、私の交友関係の基準になっていることがわかりました。自分の気が許せる人と深くつき合えればそれでいいんだなと確認できて、ほっとしています。肩の力が抜けない相手とは、無理につき合う必要はない。苦しいのであれば、お断りすればいいだけの話だったのですね。

同じように悩む方の参考になればうれしいです。

 

▼参考図書▼

一緒にいると楽しい人、疲れる人