読書から、穏やかな心を

本を読み、感想を書くことによる癒しを届けます

職場の人間関係を楽にする方法

『人間はみな環境に染められるのだとしたら、自分にできる最良のことは、これからは正しい環境、つまり自分が向かっていきたいと望む方向に合った環境を選んで身を置くこと』

『死ぬ瞬間の5つの後悔』で著者ブロニー・ウェアはこのように綴っている。

花展2019

 

ポジティブには波及効果があると言われており、もちろんその逆もしかり。

つまり、感情伝染するということだ。

職場にポジティブな人が一人でもいれば、場は明るく前向きな環境にと変化していくし、噂話や悪口の多いネガティブな環境にいれば、その環境に染まっていく可能性が大きい。

人は環境に左右されやすい。もちろん私もその一人だった。

以前ものすごくネガティブな職場で勤務していたことがある。

 

自分はそうはなりたくないと思っていたが、嫌われるのも怖いので悪口が始まったら同意するようになってしまった。

その職場で1年経過したころ、1週間で2キロの体重減少があり、頻繁に発熱し喘息を伴うようになった。

結果として退職へと至った。

 

環境に染まってはいけない、自分はなりたい自分でありたい、後にそう誓うようになった。

環境選びも重要で、もしまた非常にネガティブな職場に勤め、身体を壊してしまいそうなら潔くその場を去る、それを大前提として考えるようになった。

「いつもニュートラルに、ポジティブでいたい」

それが私の向かっていきたいと望む方向となった。

もちろん強い意志力が必要だ。

人と違う意見を持ち発言することには勇気のいることだから。

 

転職後私がまず取りかかったことは、悪口を言わない、噂話に乗らないということ。

以前職場の宴会で「harukaさんの愚痴が聞きたい!」と言われたことがあった。

もちろん、もやもやと発散してしまいたい事柄もあったが、悪口は自分を痛めつけることだと学んでいたので「愚痴なんてありませんよ。皆さんにはいつもお世話になっています」と笑顔で返した。

もしかしたら「つまらない奴」と思われたかもしれないけど、その後も無視されることもないし、周囲には親切にしてもらえた。

 

そして先日は「実はAさんって結構ブラックなんだよ、知ってた?」とBさんから言われた。

Aさんの仕事をする姿勢は感情的にならず淡々としていて私はとても尊敬していたし、ブラックだと感じるのはBさんの主観であって、私はBさんの色眼鏡は必要ないと感じた。

「そうなんですね。でも、聞かないことにしておきます」とさらっと受け流しその場をさっと離れた。

人の欠点は見方によっては短所にも長所にもなる。どちらの見方を選ぶかは自分で決める権利があるのだ。

 

なりたい自分になり働く、そのために愚痴や噂話をしない。

その意志をもって1年以上働いた結果どうなったか。

非常にストレスが少なく、周囲も笑顔で接してくれている。

「harukaさんはいつも笑顔で癒しの存在だよ」と言ってもらえるようになった。

 

自分がどうありたいのか、どんな人生にしていくのかを考え意識的に選択し行動すると思い描く結果が得られた。

後悔なき人生を歩むため、また一歩前進できた自分を誇らしく思える。

一度体と心を壊しても人はまた立ち上がることができる。

私が証明する。

このブログが誰かに勇気を与えらえることを願っている。

 

参考図書

 

死ぬ瞬間の5つの後悔

死ぬ瞬間の5つの後悔